3ds Maxの多彩な建築CGで切り開く 建築ビジュアライゼーションの最先端

設立:2002年
資本金:1,000万円
売上高:3億7,000万円(2007年9月期)
代表者:鳥越隆文
従業員数:37名
事業概要:建築3DCG制作・デジタル映像制作・WEBサイト制作・
不動産広告・教育事業
現在では、東京本部を中心に北海道から九州まで5拠点を展開。不動産プロモーション分野のナンバーワン企業を目指して躍進を続けている。そして、そんな同社のビジネスの基盤を支えているのは、高度かつ多彩なCGビジュアライゼーション技術である。そして、その中核にあって活躍しているのがオートデスクの「Autodesk 3ds Max 」(以下3ds Max)なのである。早速、クリアにおける3ds Maxの導入の背景と活用状況について、同社ビジュアルソリューション部の本部長・吉岡氏と経営企画室の川口氏に話を聞いた。
建築CG制作をトータルに支える
「当社では会社として設立された当初から、CG制作のメインツールとして3ds Maxを採用し、使用しています」。そういって話の口火を切ってくれたのは、同社ビジュアルソリューション部の本部長・吉岡伸也氏である。
「もちろんクリアに入った当初は、私もさまざまなソフトを試してみましたが、いろいろ使っているうちに、いつの間にか自然と3ds Maxに落ち着いていったのです。これは私に限ったことではなく、多くの仲間がそうでした」。では、そうして3ds Maxが選ばれていった理由をは何なのだろうか。なぜ3ds Maxを選んだのか。そう問うてみると、吉岡氏は、何よりまず「建築との相性のよさ」だ、と答えてくれた。
「3ds Maxは建築と相性がよく、私たちにとって非常に使いやすいインターフェイスと機能を備えているんです。これは、建築系のクリエイターの多くに共通している認識のようで、クリアを設立した時も、あちらこちらから集まってきたクリエイターの多くが“Max使い”だったんです。ですからもう、あらためて議論するまでもなくて。非常に自然な形で、3ds Maxがメインツールになっていったのです」(吉岡氏)
フォトリアルを超え「夢をかき立てる」リアルへ
クリアが作る建築パースは、現在、この業界の主流となっている「フォトリアル」とは一線を画した独自のスタイルが採用されている。そして、同社のメインターゲットであるマンションを中心とした不動産のプロモーション分野において、この独自のスタイルが大きな力を発揮しているのである。
「静止画の建築CG制作では、私たちもリアル指向のビジュアライゼーションを基本にしています。しかし、それはただ単にリアルというだけではありません。私たちが目指すのは“そこに住まう方の夢を絵にする”ということなのです」(吉岡氏)
「タワーマンションならステイタスを感じさせる高級感が必要ですし、リゾートホテル風の物件なら、非日常的な雰囲気も欠かせません。現地の周辺環境を活かしたアングル取りから、夕暮時や夜景など時間帯や季節感、光、あるいは小道具の選択や配置まで、きめ細かく演出効果を考えてパースを制作しています」そう語るのは、同社のソフト・システム総括を行っている、経営企画室の川口氏である。このように空気感まで繊細に表現する、クリアの高度なCGビジュアライゼーションを可能にしたのが、3ds Maxとその豊富なプラグインだった。
「特に3ds Maxのプラグインであるレンダリングソフト“V-Ray”のハイクオリティなレンダリング技術が非常に効果的でした。この組み合わせによって、私たちが目指していたレベルの品質が実現でき、お客様の反応もぐっとよくなりました。用途/目的に合わせてさまざまなプラグインが豊富にそろうのも3ds Maxの大きな魅力ですね」(吉岡氏)。吉岡氏の言葉どおり、クリアでは、V-Ray以外にもCebas社の「FinalToon」や「PSDmanager」そのほか、樹木を作成するプラグインなどさまざまなサードパーティ製プラグインを有効活用して、CGクオリティや制作の効率を向上させているのである。
限りなく進化する、建築と最も親和性の高いCG
こうして建築パースを核に、クリアのビジュアルソリューション部は事業展開を拡大している。制作スタッフも急増しているが、3ds Maxは基本的に1人1本体制で導入しており、CGクリエイターには全員にその操作を修得させている。
「静止画であれアニメーションであれ、当社のCGはすべて3ds Maxが核となっています。ですから、これがなければ仕事になりません。当社では静止画からアニメーションまで制作することができるクリエイターの育成を目指しているので、3ds Maxを使いこなすことが絶対に必要なのです」(吉岡氏)
「もちろん、3ds Maxを未経験で入社してくるスタッフもいます。実は私自身も入社してから使い始めたのですが、修得には苦労しませんでした。実際、3ds Maxはソフトをさわったことがない初心者にとっても使いやすく、覚えやすいソフトなんです。コマンドの配置などもわかりやすくスムーズに使えますよ。また、バージョンアップのたびに効果的な機能が追加されるのも大きな魅力。ユーザの声に最大限応えてくれるソフトだと思います」(川口氏)
このように3ds Maxに対する吉岡氏たちの期待は、ますます大きなものとなっているようだ。
「海外の建築系CGクリエイターのWebサイトを見ても、やはり3ds Maxの人気は圧倒的です。3ds Maxも建築分野のニーズに確実に応えながら、順調に進化を続けているという実感がありますね。実際、定期的に行われているバージョンアップが毎回とても楽しみで…。これからもぜひ、どこまでも進化し続けていってほしいですね」(吉岡氏)
【導入目的】
- 事業の中核である建築CG制作のメインツールとして
- 静止画からアニメーションまで、幅広い建築ビジュアライゼーションへの展開
【導入効果】
- 各種のハイクオリティーな建築ビジュアライゼーションを効率的に制作
- 静止画からアニメーションまで、1人で幅広く制作できるクリエイターの育成
- リアルな表現をベースに、個々の物件のコンセプトに最適なシチュエーションを演出する、クリア独自の建築CGスタイルを確立
【今後の展開】
- 3ds Maxを活かしたアニメーション分野への展開のさらなる強化
- 3ds MaxのWEBデザイン分野への応用/活用








